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2012年(平成23年)11月7日(水) 
紀伊民報掲載載11月11日
読売新聞2012年11月14日

南紀白浜空港 旧滑走路にて照射デモを行いました。

 
(2012年11月14日 読売新聞WEB)より抜粋 
URL: http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20121114-OYT8T00618.htm?from=yolsp

 「現代版・稲むらの火」――。和歌山県田辺市の照明機器メーカーが、夜の津波被害から住民を救った地元の故事にちなみ、そう名付けた災害用の投光器が注目を集めている。

 高台から照射した一直線の光は最大で10キロ先まで届き、まるで陸の灯台。東日本大震災や南海トラフ巨大地震の被害想定の公表を受け、スムーズな避難につながると、問い合わせが増えている。

 照明機器メーカー「アークコーポレーション」(橘登社長)が開発。広告用の照明を作っており、京都・清水寺や愛知万博でのライトアップなども手がけた。

 2003年に知人から防災でも役立つのではと、指摘されたことが、開発のきっかけ。安政南海地震(1854年)で、稲束に火を放って住民を高台に避難させた広川町の「稲むらの火」を自分の照明で再現したいと橘社長が開発した。

 直径約60センチの円柱状の筒の中に電球を取り付けた。筒は上下左右に動かすことができるため、高台から低地に向けたり、上空に向けたりして避難の目印にする。

 軽トラックでも運びやすいよう、素材を工夫して同社の既存製品の3分の2(約300キロ)まで軽量化。筒の中に反射材を取り付け、3キロ先の地区でも直径500メートルの範囲で、月明かりの3倍以上の明るさに照らすことができるようにした。

 装置がほぼ完成し、軽量化をさらに進めようとしていた時、東日本大震災が発生した。すぐに被災地に持ち込み、夜明け前の海岸で行方不明者の捜索に役立ててもらった。

 そうした実績から田辺市などが今春、公共施設に導入したほか、兵庫県洲本市など海沿いの自治体を中心に20件以上の問い合わせがあるという。

 先月20日、広川町であった「稲むらの火祭り」では、実行委からの依頼で松明行列のゴール地点・広八幡神社に設置。高台にある境内から約2キロ離れた町役場に向けて照らし、住民らは暗闇の中、青色の光を見上げながら同神社に向かった。

 7日には白浜町の旧南紀白浜空港跡地で照射実験を行い、沿岸市町の防災担当者ら約30人が見学。串本町総務課の浜地弘貴副課長は「想像以上の明るさだ。遮蔽物がない高台に設置すれば夜でも避難しやすいのでは」と期待する。

 そうした反応に手応えを感じ始めたという橘社長は「『稲むらの火』のように、この装置で多くの命を助けたい」と夢を膨らませた。(仁木翔大)
(2012年11月14日 読売新聞)

各位様 【メーッセージ】

当社の開発した「稲むらの火」アークライトは、平成24年4月に関西広域連合(2府4県)により新商品調達認定商品(防災用用品)として認定されました。

和歌山県も、東海、東南海、南海地震が起きれば、被害は計り知れない事で、内閣府の検討会は、冬の深夜に発生すれば死者数、最悪で32万人の想定であります。

国も自治体も地震津波には早く避難して命を守るようにと呼びかけていますが、どうでしょう。夜間、深夜だったら地震発生と同時に停電になり真っ暗闇の中どうすることも出来ません。

巨大地震では、家が崩壊して道がふさがり避難場所への誘導灯が倒れているかも知れません。懐中電灯を探すのも、懐中電灯を頼りに子供や老人を連れて逃げるのも大変苦労すると思います。

「稲むらの火」アークライトは避難場所がこちらですよ、と目印にどの方角からでも一瞭に確認でき又、自分が何処に居ても近い避難場所に逃げることが出来ます。

又、大胆な発想ですが、市、町全体を明るくすれば、懐中電灯を持たなくても安心安全に相互扶助ができスムーズに避難出来ると考えられます。

夜間照明として道路工事などで、よく見かける風船型や水銀灯1〜4個付いている発電機付き照明装置などが一般的に使われていますが、ここまでの巨大地震が起こるとは誰もが想定していなかったので、当社のような大型照明装置が作られて無かったのでしょう。

それが出来るのは、この「稲むらの火」アークライトです。光を遠方まで届けて明るく照らすのが一番の特徴です。

今回の白浜空港旧跡地の照射実験を見ていただき、防災防犯対策に、どのような使用方法が良いか、是非ご検討頂ける事を切にお願い申し上げます。

日時 11月7日水曜日    5時30分受付   6時〜7時30分照射実験。
場所 白浜空港旧跡地     白浜警察署横入口

                       和歌山県田辺市上の山1−5−30
                        (有)アークコーポレーション
                        代表取締役 橘  登